天才のかじったLemonを食べてみた

音楽

Lemonでウェッ

テレビドラマ「アンナチュラル」。私も観ていました。似たような臨床検査技師のドラマは前にもあったと思いますが、アンナチュラルの石原さとみが在席する不自然死究明研究所というのは架空の研究機関でのお話しでした。

今回は、このドラマの主題歌である米津玄師(よねづけんし、以下ハチ)の「Lemon」にちなんで、レモンの事について。いえ、決して「ウェッ」という声の事ではありません。ただひとつ言いたいのは「ウェッ」はガチャピンの声だ!と、さっきまで信じていたという事だけです。

Lemonというタイトルの意味

PVを観ると、教会らしき中で沢山の外国人が両手を掲げて上下しながらハチを囲んでいるし、このドラマの主題歌として採用されているという所から察して「Lemon」で歌われている歌詞の中の女性は亡くなってしまって、PVで踊っている女性は亡くなった彼女の亡霊なのか幻想なのか?

この曲の歌詞の解釈は沢山あるけれど、結局は聞く人それぞれが自分なりに解釈すればいいんです、歌ってそういうもの。

ところで、「Lemon(レモン)」。何故これが曲名かと言えば、歌詞の一部になっているというのもあるけれど、もっともっと深い意味がありそうです。レモンをかじる想像をしただけで、口の中がツバでいっぱいになってくる。一度でもレモンを食べた事があれば、ほとんどの人はそうなるはず。
酸っぱさという瞬間的な衝撃と、時間が経つにつれて人も気持ちも変わっていく様、そして、もしかすると人が屍になった後の死臭すらもこの曲の中に詰め込まれているのかもしれない。ハチならやりそうだ。

また「Lemon」をWeblioで英訳してみると「レモン(の実)、レモンの木、(紅茶などに入れる)レモン(の風味)、レモン色、淡黄色、できそこない、欠陥品、不快なもの、魅力のない人、ばか」という訳が出てきます。恋人を失ってしまった彼氏は「きそこない」であり「欠陥品」であり「不快なもの」になってしまったのか?! 履いているハイヒールは亡くなった彼女の形見で、それを身につけることで心の隙間を埋めようとしているようにも思ったり。

天才を記する

何処までを意識して歌詞を書いたのか、タイトルにしたのかは本人のみが知っている事ですが、全部計算済みならば天才だし、逆に無意識の中で生まれたものならば、やっぱり天才だし…

私の中で、「この人、天才!」って思うミュージシャンが何人かいます。世に出ているミュージシャンは基本的にみな凄いんですけどね。私の中では才能がある事と天才である事とはニュアンスが違う。その辺りはまた今度書いてみますが、とりあえず私の天才辞書にまたひとり「米津玄師」という人が追加されました事をここに記します。

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